鞍居桃

鞍居桃のルーツ

 古来より鞍居の山間(やまあい)と谷筋(たにすじ)に野生の野モモが生育していました。証明文献として、昭和10年4月14日に京都帝国大学嘱託植物学者が当地の野モモ調査を行った実績と当時の標本が京都大学植物博物館に11点残っています。

 長い歳月が過ぎてもヒッソリと鞍居の谷間で生息するモモ(野桃)の種を採取して発芽させ、4箇所で植栽し、ようやく果実が収穫できました。

 現在は、クライモモの育成場所を設け、地元の高校生などと協働して、生育を行っています。

 2020年5月14日に行われた、袋掛け作業の様子です。

 2020年9月に収穫されたクライモモです。