組織情報

1.はじめに

 鞍居地区は、兵庫県西播磨地区に位置し、上郡町北東の播磨科学公園都市に隣接。千種川の支流、鞍居川で開けた自然豊かな歴史と人情味豊かな地域です。◆人口は、19自治会、436世帯、1205人、高齢化率32%と少子高齢化が進む典型的な過疎化が進行する地域です。◆昭和30年に上郡町との合併を機に60年を経て地域コミュニティの中心であった鞍居小学校、幼稚園の閉校、診療所、JA支所が閉鎖されるや急激に過疎化の波が押し寄せてきています。

2.村作り協議会組織づくりの経緯

 地区民から「何とかせなあかんで!」と自然発生的に声が高まる一方で具体的な方策が見つからないなか、平成24年に暴れ川で名高い鞍居川の上流に「金出地ダム建設再開」が伝わる。これを契機に地域を挙げた「ふるさと復活大作戦(地域創生)」が本格的にスタートします。◆地域再生の基盤となるのは、地区連合自治会(19自治会)とスポーツクラブ21など各種団体を交えた強い組織が大切でした。◆過疎化が進む小規模農村集落にとっては「ダム建設復活」のニュースは「ふるさと再起」をかけた絶好のチャンスと捉え地区民に訴えました。◆早速、自治会長、各種団体代表が招集され鞍居地区の現状と将来計画(ビジョン)について真剣に議論を重ね遂に「鞍居地区ふるさと村づくり協議会準備委員会(H25年12月)」が発足しました。◆自治会組織は、いつの間にか都市化の影響を受けコミュニティ機能を失いつつある状況にありました。◆大方の意見は、「組織づくり(正論)に賛成」「参加する(各論)反対」と意見が別れます。そこで「盤石な組織」とするために単位自治会長と各種団体代表、そして支援ボランティア代表を加えた「運営委員(40名)を選出」―先ず、運営委員を本部役員とし、更に事業別に4部会に区分し「鞍居地区ふるさと村づくり協議会」(H26年2月)を発足させました。◆活動の拠点となる本部事務所を当面「地区公民館」に置き、程なく「旧鞍居幼稚園(町所有)」を借り受け「事務所を開設」設立記念総会(H26年5月)を行いました。◆協議会運営には、「人」「もの」「資金」が必要で知恵を絞った結果、オール鞍居のみならず広く地区外からも有能な「人材」を確保する目的で「会員制(1口:1,000円 ※但し会費無しでも可)」と決めスタートしました。◆1年目から自治会長や役員らが熱心に各戸を廻り協議会への参加と協力を呼びかける家族会員を含め270名が賛同してくれました。◆協議会が目指す「事業目標」を明確にし、それに伴う「人材確保」「資金確保」を極めて大規模な「自治組織が誕生」しました。

3.事業目標

 事業目標は、①自然環境の保全。②暮らし豊かな住生活環境の整備。③ふるさとの美しい自然や風景を次世代に引き継ぐ事業。④金出地ダム自然植物公園構想事業。を当面の事業目標に掲げ、「自らの暮らしは、自助努力で守る(自立)」の精神で「住環境問題」や「一人暮らしの安心安全の拠点づくり」と過大な目標を掲げています。

4.運営部会構成について

スポーツクラブ21
鞍居
鞍居地区老人クラブ
民生児童委員
協力委員
協力ボランティア
鞍居地区連合
自治会長会
公民館
消防団
青少年健全育成協議会
子ども育成会
鞍居地区いずみ会
⑤スマート定住事業部会

 5.まとめ

 「鞍居地区ふるさと村づくり協議会」が目指すものは、「住みよい暮らし」です。気が付いたらいつの間にか若者がいなくなり高齢者が取り残されている現実があります。「人は一人では生きられない」「みんなが互いに助け合い、支え合って生きている社会(共同生活集団=コミュニティ)」で結ばれていることにも気付かされます。私たちは、自治組織の見本となる仕組みを作り上げましたが多くの「ボランティア」に支えられている活動としてはこれからが正念場といえます。「皆さん!ボチボチ楽しくやりましょうネ」を合言葉にこれからも頑張っていきます。

活動経緯

平成25年12月=過疎化の危機に直面し、「村づくり協議会」設立準備委員会を発足。

平成26年1月=地区自治会長を招集し危機回避の組織づくり(草案検討)。

平成26年2月=地区連合自治会に組織承認を受け設立総会。◆事務局を旧幼稚園に置く。

組織(部会)=①総務広報②生産交流③里山観光④福祉スポーツの4部の会員(265名)※運営委員は地域各種団体の代表を運営委員(38名)にボランティア会員として組み込む。

平成26年6月=県民交流基金を導入。※事務所の運営費確保に「モロヘイヤ」を作付け。

平成26年6月=金出地ダム自然植物公園構想を設置。(※ダムに沈む植物を保護育成と環境保全をめざし貴重種・育苗ハウスを建設、ボランティア会員50名が参加。)

平成26年10月=「第1回鞍居ふるさとまつり」開催 第4日曜(※1400人が参加。)

平成27年5月=ラジオ関西「笑って暮らそう」で紹介。

平成27年8月=NHK総合「あさいち”ピカピカ日本”」で「モロヘイヤで村おこし」を紹介。(※広報活動=協議会だより毎月発行「全戸配布」)

平成28年4月=「地域づくり」で”出る杭大賞”を受賞。

平成28年6月=第1回植樹会

平成28年5月=第1回ホタル鑑賞会

平成28年8月=第1回スラックライン体験教室を開催

平成28年10月=「第3回:鞍居ふるさとまつり」を開催

平成28年3月=第1回:植樹祭「29年3月=10種1330本」

平成29年6月=第2回ホタル鑑賞会

平成29年7月=「里山ICT能開学校」開校

平成29年7月=第1回:「ユウスゲ鑑賞会&野草と友だちになろう」を開催

平成29年7月=「吹田市=里山自然体験教室」を誘致

平成29年8月=第2回スラックライン体験教室を開催

平成29年9月=鞍居桃(野桃)コンポートを商品化

平成29年10月=「第4回:鞍居ふるさとまつり」を開催※モロヘイヤ生産・販売好調。(29年の目標=2500個)※私たちの「ふるさと村づくり(地域創生)」活動は、4年目を迎え、多くの「支援ボランティア(共助)」に支えられ一人ひとりの意見を尊重し協働の輪を広げていきたいと考えています。

平成30年3月=金出地ダム完成式(3月17日)、金出地ダム完成記念ウォーク(3月18日)